股関節の病気

001:変形性股関節症

股関節に痛みを伴い動かしにくくなり股関節のクッションの役割がある軟骨部分が潰れてしまう病気です。進行が進むと運動時痛はもちろんのこと足の爪が切りにくい、靴が履きづらい、バスの乗口にある高いステップをあがれないなどの症状があり歩き方も異常がでます。この症状をそのまま何もせずに放っておくと変形が進み手術を行うことになります。

●原因
発症の原因は大きく分けて2つに分けられ一つは原因がよくわかっていない一次性股関節症と2つ目は何らかの疾患が関係する二次性股関節症があります。

A、一次性股関節症
原因がはっきりとしていませんが加齢に伴う関節軟骨細胞の機能低下や関節を支える組織の支持性の低下だといわれています。

B、二次性股関節症
変形性股関節症の80%の方がこの二次性であり、先天的な股関節脱臼や臼蓋形成不全などの疾患、小児期のペルテス病や化膿性股関節炎などの後天的な疾患が原因で起こります。
また女性に発症することが多く男性と比較すると4~5倍多いです。その理由に股関節周囲の筋肉が弱いことや女性の骨格上骨盤が横に広いため体の中心線から遠くなりその分大きな力が加わることが理由とされています。

●症状
痛みの度合いなど個人差がありますが、症状の進行によって悪化していき股関節の動きに制限がでてきたり歩行中に体がゆらゆらと横に揺れる歩き方をします。
・初期
股関節に限らず足のつけ根、臀部、膝、腰に痛みがあり、階段の昇降時や長時間の歩行時に痛みが伴います。
・進行期
初期段階を過ぎると動き始めに痛みがでて痛みがでる部分も股関節周りに限定されてきます。
・末期
症状が進み末期になると安静時や夜寝ている時にも痛みがあり睡眠も妨げられることもあります。

●治療
治療として手術をしない保存療法か手術を行う観血療法に分けられます。
・保存療法
一般的に股関節に負荷をかけない為に体重を減らす、杖を使っての歩行、重たい荷物を持ちあげないなど日常生活の負荷を減らしながら筋肉が衰えや血行改善にウォーキングや軽度の筋力トレーニングを行います。
・観血療法
保存療法での症状が改善がみられない、変形がひどい場合に手術をすすめられます。
手術の内容としては大腿骨頭に負担をかけないように大腿骨の骨を切り取って骨頭の角度を変えたり、人工股関節に変える手術があります。

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