スポーツ選手の疲労骨折について

今回はスポーツで起こる疲労骨折について書き進めていきます。

真面目な内容ですので興味ない方はスルーしてください。

しかも超絶長文です(゚ω゚)

けど、興味深い内容だとは思いますので是非ご覧下さい( ^ω^ )

スポーツ選手の疲労骨折はテレビやインターネットで取り上げられることがあります。

この疲労骨折は女性に多いことでも有名です。

なぜ女性に多いのでしょうか?

今回はそこに焦点を当てて書き進めます。

疲労骨折と聞いてぼくが一番に頭に思い浮かぶのは「野口みずき」さんです。

何度も怪我に悩まされ、疲労骨折も数回しているようです。

野口さんの座右の銘が「走った距離は裏切らない」だそうです。(←wiki情報!)

毎日40kmは走っていたそうです。(←wiki情報!)

毎日がフルマラソン(゚ω゚)

市民ランナーからしたら信じられない距離を走ってますよね(゚ω゚)

この走る「距離」に関しては様々な意見や経験があるため「これ」といった正解はないとぼくは考えてます。

その人に合った練習で尚且つ結果に繋がった練習が良いと思います。

少し話がそれましたが、本題に入っていきます。

「アスリートの三主徴」と呼ばれる「やせ・無月経・骨折」有病率は一般女性の3倍だそうです。

これに加えて摂食障害の女性アスリートも多いそうです。

摂食障害の9割が女性といわれていますが、これにも理由があります。

そのことを合わせて書き進めます。

疲労骨折は持久系スポーツに多いです。

持久系スポーツは体脂肪を減らすとスピードを持続しやすく、持久力が上がります。

それ故、中学・高校の頃から体脂肪を徹底的に落とすことを強要されたり、自ら落としたりします。

女性が体脂肪を落とすと様々な問題が生じます。

確かにその時その瞬間は手っ取り早く成績は向上するでしょう。

しかし、ノーリスク・ハイリターンなわけがありません。

体脂肪過剰制限で精神的・肉体的ストレスが強くかかり、体内の様々なバランスが崩れます。

その結果、タンパク質・ビタミン・ミネラルが大量に浪費され本当に必要な部位にいかなくなります。

体脂肪減少に合わせて鉄分とタンパク質不足に陥り生理が止まってしまいます。

女性は生理で常に鉄不足との戦いを繰り広げています。

ただでさえ鉄不足なのにも関わらず、運動をすることで余計鉄の消費が著しくなります。

運動での鉄消費に関しては以前書いた記事がありますのでそちらの記事を貼っておきます。

『持久系スポーツではなぜ貧血が多いのか』

人間にとって非常に重要な鉄が不足し、脳が「これ以上生理で出血してしまうと(鉄不足になると)生命の維持が出来なくなる」と判断し、生理をとめてしまうとぼくは考えてます。

(無月経に関しては様々な文献があり一概に言えませんが、ぼくは上記のように考えております。)

アスリートだけでなく一般人でも摂食障害の人は一様に貧血があるそうです。

鉄不足ということはタンパク質の摂取も十分でないことが多いです。

貧血だからといって鉄分を摂取しても一向に貧血が改善しない方がいます。

原因として、鉄分だけで赤血球を造るわけではないからです。

大元のタンパク質がないと造るものも造れませんからね。

タンパク質だけでなく必要な栄養素が他にもあります。

ですのでしっかりとタンパク質や他の栄養素を摂る必要があります。

しかし、急にタンパク質を摂ってもうまく吸収してくれません。

これまでがタンパク質不足で生活していたため、タンパク質の分解酵素が体内で分泌されないからです。

また、分解出来ても腸内環境が良くないとタンパク質をうまく吸収してくれません。

タンパク質がうまく吸収されないということは、赤血球を造るタンパク質も足りないということに繋がります。(ここでは赤血球のことだけ書いてますが、身体全てで言えることです。)

ここまで深く体を理解していないと貧血を解決することは出来ません。

ここで少し注意書きをします。

素人判断で自分は貧血だと思って自分で鉄をサプリで摂取し続けることはやめた方が良いです。

血液検査で赤血球数・ヘモグロビン値・ヘマトクリット値だけでなく、フェリチン値まで測ってくれる信頼出来る病院に定期的に検査をする必要があります。

鉄の過剰摂取によって、体内の酸化ストレス増大、慢性疾患の増大、心筋梗塞のリスク因子、鉄2価による強力な活性酸素の問題、腸壁を傷付けてしまうなどのリスクがあります。

過ぎたるは及ばざるが如し!

病院での検査は当然として、体の反応を自分で感知することも必要です。

要は素人判断では非常に難しい問題ということです。

鉄は体にとって非常に大事なミネラルではありますが、リスクもあるということを頭に入れておきましょう。

話を戻します!

生理が止まると次に来る問題があります。

それが女性ホルモンである「エストロゲンの排出停止」です。

これに関しては以前書きましたが、改めて書きます。(←自分が以前書いたものをコピペするだけですけどね(゚ω゚))

骨の主成分はカルシウムだということは誰しもがご存知と思います。

体内にあるカルシウムは骨の主成分になるだけが目的ではありません。

血液の微アルカリ性を保つものでもあり、神経の働きにも必要です。

血中からカルシウムが足りなくなると、血液は酸性へと傾きやすくなりますし、神経はイライラし、筋収縮が弱ります。

血中のカルシウムを調整するホルモンが「上皮小体ホルモン」と「カルシトニン」です。

上皮小体ホルモンは血中のカルシウムイオン濃度を上げる役目を持っています。

血中に十分なカルシウムイオンがない場合、上皮小体ホルモンが分泌され骨に含まれているカルシウムを溶かしたり、腎臓からのカルシウムの排出を抑えたり、小腸でのカルシウムの吸収を促進することで血中のカルシウムイオン濃度を上げます。

カルシトニンはそれとは逆の作用をすることで、血中のカルシウムイオン濃度を下げる役目を持っています。

要は上皮小体ホルモンの拮抗ホルモンがカルシトニンです。

カルシトニンは女性ホルモンの一つであるエストロゲンによって分泌が促されます。

生理が終わると女性ホルモンは一気に排出されなくなります。

そうなると血中のカルシウムイオン濃度を下げる役割を持っているカルシトニンの分泌が行われにくくなります。

ということは、上皮小体ホルモンが分泌されても拮抗ホルモンであるカルシトニンが出ないこことで、上皮小体ホルモンを抑えてくれるホルモンがなくなるということです。

上皮小体ホルモンを抑えれないということは、骨からカルシウムを溶かして血中にカルシウムイオンを出し続けてしまうことになります。

その結果として、骨密度の低下が起こってしまいます。

(↑コピペ終了(゚ω゚))

以上の経過で骨密度が低下した結果、骨が脆くなり、折れやすくなるのが疲労骨折のあらましです。

グーグル先生に聞いてもほとんどがエストロゲンのことしか書かれていませんが、もう少し深く掘り下げるとこういった話になります。

とにかく、上記の理由で女性に疲労骨折が多いということです。

では、なぜ男性は女性ホルモンであるエストロゲンなんて出ないはずなのにカルシウム濃度が一定を保てるのかと思った方もいらっしゃるかもしれません。

答えは簡単で、男性でも微量の女性ホルモンが出ているからです。

女性の場合、生理を終えるとこのエストロゲンは全く出なくなると言われています。

しかし、男性の場合はずっと出るのでカルシウム濃度を一定に保ち続けれることが出来ます。

あともう一つ疑問が残ります。

なぜ女性に摂食障害が多いかです。

これは筋肉量が関係しています。

どうしても女性に対して男性の方が筋肉量が多いです。

では、筋肉がどのように関係しているかですね。

スポーツをしているとどうしても筋肉を使います。

筋肉を使うと筋肉は成長しようとします。

そこで十分なタンパク質があれば筋肉は成長しますが、タンパク質がないと逆に筋肉を分解してタンパク質(正確に書くとアミノ酸)を体に供給します。

アスリートはなるべく体脂肪を少なくします。

上位になればなるほど体脂肪は少なく、筋肉も無駄にたくさんつけることはせず競技の特性と個人に合わせた最低限量にします。

男性に比べて女性の筋肉量は少ないため、女性アスリートはそもそもの最低限の筋肉量が少ないです。

そのためタンパク質の摂取が十分量ないと筋肉の分解が進んでしまいます。

しかし、筋肉の分解だけではアミノ酸が足りないため体に不具合を生じてしまいます。

この考えが中高生の女子に誤って伝わった結果(最近わかりましたが、中高生だけでなく、なんと実業団の選手でも同じ状態のようです。このことはこの後少し書きます。)、体を作る上で最終段階の大事な時期である10代で無理なトレーニングや誤った栄養事情によって摂食障害に繋がったり、骨粗鬆症になりやすかったり、精神的異常を訴える人が出てくるのです。

タンパク質摂取が不十分な状態でトレーニングを重ね、筋肉を分解しアミノ酸を得続けた結果、体内のアミノ酸が枯渇してしまいます。

当然タンパク質は筋肉にだけ必要な物質でなく体の全てが必要としていますので、常に体全体がアミノ酸を必要とします。

体の基本であるアミノ酸が足りなくなり、そこに上記した鉄不足が重なることで摂食障害に繋がります。

ですので、摂食障害の1割の男性でも同じことが言えて、鉄とタンパク質不足で起こっています。

もちろんこの二つだけが原因ではありませんが、主因となっています。

最後に先ほど実業団のことを書きましたのでそのことの説明をします。

大手の実業団でもまだ素人のような考えがまかり通っているようです。

(実業団というよりも日本陸連自体が勉強不足ということがわかりました。)

『栄養は食事から摂れる。サプリは必要ない。』

いや〜、これって実にナンセンスかつ効率の悪いことしてますよ(゚ω゚)

もちろん基本は食事から摂ることです。

しかし、どうやらアスリートが摂取すべき栄養素を食事だけで摂れると考えているようです。

タンパク質で例えます。

一般人は自分の体重gのタンパク質が必要ですが、アスリートの場合その3倍必要です。

(長距離を走る選手はもっと必要ではないかとぼくは思ってます。)

女子トップマラソンランナーは大体45kgくらいですので、135gのタンパク質が必要です。

タンパク質10gを摂るために必要な量を様々な食材で書きます(プロテインスコアを換算してます)。

米飯652g 食パン284g うどん687g

牛肉65g 豚肉83g 鶏肉55g

ソーセージ79g イワシ63g サケ58g

サンマ52g エビ86g 豆腐357g

卵79g 牛乳466g チーズ48g

コーンフレーク694g たらこ60g シイタケ3700g

たった10g摂るだけでそれぞれこれだけの量が必要なのです。

135gのタンパク質を摂るにはそれぞれこの量の約13倍摂らなければなりません。

この量を選手の皆さん摂っているのでしょうか。

量もですが、食費もかなりかかるので経済的にもかなりの負担になります。

次はビタミンCで例えます。

2gのビタミンCを摂取するにはレモン100個摂らなければなりません。

これは不可能ですよね(゚ω゚)

しかも、アスリートの場合運動量や精神的ストレスでビタミンCの量は跳ね上がります。

そこを全く理解していない人がほとんどです。

これはトップアスリートでも言えることです。

食材から何とかして摂ろうと考えてます。

無知識この上ない自体です。

日本陸連が主催したセミナーの記事をここに貼ります。

これを見て僕は愕然としました。

「陸上選手の貧血について考える」

申し訳ないけど、この程度の知識でアスリートを守ろうと思ってることに何よりビックリしました。

言わんとすることはわかりますが、何より量が全く足りてないです。

ビタミンCを食材から摂ろうなんて不可能です。

この記事というか講演会を見る人が見たら鼻で笑っているのではないでしょうか。

なんせあの室伏広治さんの妹さんがアミノ酸しか飲んでいなかったという事実と貧血に対してほぼ無知識だったのですから!

しかもほとんど食物だけで補っていたことにもビックリしました。

上記しましたが食物から摂ることは非常に困難です。

毎日どれだけの量を食べないといけないんだって話です。

むしろサプリなどで十分量の栄養を摂っていたらどれだけの選手になっていたんだろうかと考えてしまいます。

先ほども書きましたが、食物から摂ることが基本ではあるけど、それにはどうしても限界があります。

現状として貧血や摂食障害の女子アスリートが絶えないことが何よりの証拠じゃないでしょうか。

この記事は2016年のものですので、もしかしたら2年の間で認識が変わっているかもしれません。

しかし、大手実業団の話を聞いた限り広まっていないことは確実です。

これで終わります!

長文失礼しました!

この記事が少しでも参考になれば幸いです( ^ω^ )

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コメント

  1. アニメ師匠 より:

    その昔、立ちくらみ、起立性低血圧がよくありました
    しかし低血圧ではなく、貧血でした!

    男性なのに貧血???
    検査結果胃潰瘍と十二指腸潰瘍でした・・
    ぴろ~り菌もありました

    自覚症状も乏しく、それ以降は毎日の便を確かめています

    • bokunote より:

      >>アニメ師匠さん

      ぼくも昔から立ちくらみや起立性低血圧がよくありました。
      あの時はよく鼻血を出していたので多分それが原因だったのかもです。
      あと一人暮らしでの栄養不足も考えられます。

      胃潰瘍や十二指腸潰瘍での貧血はよく聞きますよね。
      ピロリ菌も重要みたいです。

      身体というのはとても難しいですね(・ω・)