マラソンをしていて股関節の内側が痛くなった方の話

今回は股関節痛で悩まれてる方の記事です。

66歳で初フルマラソンに挑戦されたりダイビングや登山などを精力的にされているそうです。

中々普通出来る事ではないので本当にすごいと思います。

このブログにコメントが来たのでその紹介を致します。

はじめましてブログに励まされています。
3月に変形股関節症と診断。狭くなって軟骨が少し減ってます。リハビリに励んでます。

昨年神戸マラソン後半から左内腿がはってきて、早歩きでなんとかゴールしました。
その後筋肉をほぐしてもらい良くなって、軽く走ると痛くなる(左腿あちこち)を繰り返していました。東京マラソンが中止になったのでやっと医者に行きました。

69歳女性 152㎝50キロ 初10キロ64歳 初ハーフ65歳
初フル66歳 4回経験 ベスト5:50
他 ダイビング 登山(昨年は富士山) 若い頃はハイキング程度です。

今は整形と接骨院に通い良くなってきたと感じますが スローランは1キロくらいで
ウオーキングは2キロくらいで内股に違和感が出てストレッチをして後2キロ程歩いています。無理すると進行して手術になると言われてビビっています。

昨年までは鹿児島経由屋久島に行っておりました。
コロナが落ち着いてまた近くまで行ける機会がありましたら相談に伺いたいと思っています。

その後もう一度返信がありましたのでそちらも引用します。

痛くなったのは走る距離をのばしてからばで左脚外側から膝でした。
股関節辺りも違和感ありました。何度かほぐしてもらい痛みが消えてました。
昨年は10月のハーフでの膝から外側の張りが消えないままのフルでした。
ケア不足だったと思ってます。徐々に悪くなっていったのでしょう。
諦めずに今から出来る事を頑張っていきたいと思ってます。

いや〜中々すごくないですか?

聞いたことや本で読んだことはあったのですが、まさかこのような方から直接コメントが来るとは思いもしませんでしたのでとても嬉しく思います。

それはともかく、この方(Sさん)の股関節の内側の痛みを解説していきます。

今年の3月に変形性股関節症と診断されたそうです。

どのようなリハビリをされてるのかわからないのでその部分の解説は出来ません。

昨年神戸マラソン後半から左内腿がはってきて、早歩きでなんとかゴールしました。

まずはここから解説します。

実はこれは年齢にほとんど関係しません。

結論から書きますとただの「筋力不足」です。

69歳女性 152㎝50キロ 初10キロ64歳 初ハーフ65歳
初フル66歳 4回経験 ベスト5:50
他 ダイビング 登山(昨年は富士山) 若い頃はハイキング程度です。

この書き込みからわかることがあります。

長距離を始めたのは64歳の頃のようです。

(それまでの運動経験が詳しくわからないので絶対とは言えませんので悪しからず。)

ランニングという運動は有酸素運動でとても良いのですが、その反面筋肉を分解してしまうということがあります。

超ザックリと書きますが、長距離を走ると体がアミノ酸を必要とします。

そこで十分量のアミノ酸を摂取してれば良いのですが、ほとんどのランナーは摂取していません。

いわゆるプロテインというものです。

(是非Sさんもプロテインを飲まれてください。)

プロテイン(タンパク質)が分解されて各種アミノ酸になります。

このアミノ酸が足りなくなると筋肉を分解してアミノ酸を得ます。

筋肉を分解するということは、当然ながら筋肉量は減ってしまいます。

長距離を走れば走るほど筋肉量は少なくなります。

一気になくなるというより徐々になくなることも特徴的です。

(一気になくす方法もありますが、今回その説明は省きます。)

Sさんもランニングをすることで少しずつ距離を伸ばして走れるようになっていくことに快感を得たのでしょう。

65歳でハーフを走り66歳でフルを走っています。

そして現在69歳で股関節を痛めてしまったとのことです。

長距離を走ったことで筋肉が分解され股関節へダメージを受けてしまい変形性股関節症と診断されてしまいました。

簡単な話これだけなんです。

ことを難しく考えてはいけません。

ということは、筋肉を元の状態に戻せば股関節の変形は防げるということなんです。

そしてまた何の問題もなくフルマラソンを走れるようになります。

なぜここまで自信を持って書けるかと言いますと、ぼくが証明だからです。

ぼくも右の股関節を痛めていますし、実際左右の脚長差があります。

以前は走ってる時に股関節にかなり強い痛みが出てました。

しかし、今はほとんどありません。

なぜなら筋肉をつけたからです。

筋トレをしたら痛みがなくなりました。

たまに違和感は出たりしますが問題になるほどではありません。

自分の体を使って人体実験を繰り返した結果、筋肉をつけることでほとんどの問題が解決されます。

(簡単に書いてますが、この筋肉のつけ方や動かし方が難しいので素人判断でやらないようにしてください。)

当院には多くの股関節痛で悩まれてる方が来院されてます。

その方々の状態を診ながら負荷をかけて動かしています。

そうすることで劇的に股関節痛が良くなっています。

初期の段階であればあるほど治りは著しく良いです。

Sさんはまだ初期だと思いますので、まさに今しっかりと治療をすれば変形なんかしません。

フルマラソンだってまだまだ走れます。

走ることを決して諦めないでください。

少し話がそれました。

Sさんが10kmを走り始めたのが65歳、今が69歳です。

約5年間走っています。

この5年間で徐々に筋肉が分解されてしまったのでしょう。

筋肉の役割はいくつかありますが、その一つに「衝撃の吸収」があります。

基本的に人間は歩いて足の裏が地面に当たり衝撃がきます。

走ると余計衝撃は強くなります。

その衝撃を筋肉が受け止めてくれます。

ランニングの際特に衝撃を吸収してくれる部位が脚の内転筋です。

いわゆる内ももですね。

(もちろん他にもたくさん吸収してくれる部位はあります。)

そして、この内転筋はランナーが分解されやすい筋肉でもあります。

この内転筋の分解が進むと股関節への衝撃の吸収が減ってしまい、股関節への衝撃が強くなります。

なおかつ、股関節の位置が悪くなり股関節に炎症が起こりやすくなります。

Sさんの内ももの痛みはほぼ間違いなくこれが原因だと思われます。

スローランは1キロくらいでウオーキングは2キロくらいで内股に違和感が出てストレッチをして後2キロ程歩いています。

とのことですが、ストレッチはあまり効果がありませんのでしない方が良いです。

して楽になっているのであればそのまま続けても構いません。

しかし、まず何より内転筋を鍛えることが最優先でしょう。

この動画を参考にされてください。

股関節に痛みが出る場合はすぐに中止してください。

まずは内転筋をほぐしてから負荷はかけないといけないのですが、Sさんの状況を伺う限り現在ケアはされているようなので多分問題ないと思われます。

どのような治療をされてるのかわからないので確定的なことは言えませんが…。

痛くなったのは走る距離をのばしてからばで左脚外側から膝でした。
股関節辺りも違和感ありました。

股関節痛が出るときは膝の外や内側に痛みが出てから徐々に股関節に痛みが移ったという方も大勢いらっしゃいます。

それは股関節周辺から膝につく筋肉があるからです。

また、膝外の痛みはいわゆる「腸脛靱帯炎」と言われるものでしょう。

これは腰からくることもあります。

腰を鍛えることも必要となります。

この動画を参考にされてください。

よく「体幹を鍛えると良い」と言われますよね。

この言葉は非常に都合の良い言葉で使われています。

体幹トレーニングと言われる運動はあまり効果がないものがほとんどです。

というより鍛えることが実に難しいです。

上記の動画で腰を鍛えて、腹筋ローラーで腹筋を鍛えるだけで驚くほど体の安定を得ることが出来ます。

これはやった人にしかわからないです。

昨年は10月のハーフでの膝から外側の張りが消えないままのフルでした。

これはもしかしたら歩幅が広過ぎることが原因かもしれません。

もしくは歩数が少ないかです。

1分間で180回以上を目安に走ると良いでしょう。

のそのそゆっくり走ると確かに股関節への衝撃が弱くなるような気がするかもしれませんが、実際緩い衝撃でも衝撃のベクトル次第では痛みやすい衝撃だったりします。

走り方にも気を付ける必要がありそうですね。

とまぁ、書き出したらキリがありません。

本当はまだまだ書けるのですが、これ以上は頭がごちゃごちゃしそうなのでこの辺で終わりたいと思います。

コロナの影響であと1年以上は大会がないと思われます。

ですので、今はゆっくり体やフォームを作ることをされた方が良いです。

1年かけてそれらをしっかり作りあげ70代でも元気に楽しく痛みなくフルマラソンを走れる体にされてください。

アメリカの92歳の女性がフルマラソンを走られてました。

Sさんもあと20年は走れますよ( ^ω^ )

とにかく痛みなく楽しく走れるようになりましょう( ^ω^ )

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さかうえ整骨院ぼくの手 鹿児島市冷水町1-27 TEL 099-239-3336 

コメント

  1. スローランナー より:

    ブログ記事にしていただき有難うございます。めっちゃ元気が出ました。
    ランニングは諦めるかなあ?と思いはじめていたのです。

    プロティンは先日ブログに巡り合ってから飲み始めました。ウオーキングの後に飲むようにしています。

    ワイドスクワットを始めます。普通のスクワットしかしてませんでした。
    デッドリフトもやります。ジムで筋トレスタジオに参加した時だけやっていた内容です。時々するのは効果ないですね。腹筋もなかなか鍛えれませんブヨブヨです(笑)

    整形からのリハビリは ボールマッサージ 横向き膝開き 腸腰筋ストレッチ
    梨状筋ストレッチ 片足お尻上げ です。 

    走り方も考えねばと思っています。シューズは踵外側が減ります 特に左が多いです。
    今は歩き方を考えています。

    非常事態宣言が解除された県もありますが兵庫県民の私はまだステイホームです。前に進む力をもらいましたので トレーニングにやる気が出ました。

    今年中に鹿児島に行けたらいいなあ!

    • bokunote より:

      >>スローランナーさん

      少しでもこの記事が希望になれましたら幸いです。
      決して諦めることなく、試行錯誤されながら様々な情報に接して走り続けてくださいね。

      99.99%の整形外科や接骨院では過度の負荷をかけてリハビリすることはしません。
      なぜなら悪化することを恐れているからです。
      そこから一歩踏み出して適切かつ正確に負荷をかけると良くなるのですが中々出来ないのが現状のようです。
      ストレッチで良くなることはほとんどありませんが、良くなっているのであればそれでも良いでしょう。
      変わらないのであれば方法が間違えてると判断された方が良いです。
      しかし、自分で判断することは非常に難しいと思います。
      どこかにきっと良い治療院があると思いますので是非探されてください。

      シューズの踵外がすり減るということは、走ってる際踵着地になっている証拠です。
      足裏のど真ん中で着地することを心がけて、歩幅を狭く、テンポを上げて走ってください。

      一気に改善しようとせず、一つ一つ少しずつ前に進まれてください。
      マラソンと一緒です。
      いきなり42.195kmを走ることは出来ません。
      10km、ハーフ、そしてフル。
      これまでスローランナーさんが歩まれてきた道と同じです。
      たまには後ろに下がることもあるでしょう。
      それでも諦めず前へ前へ走られてください。
      きっと大丈夫ですよ( ^ω^ )