想い

前回書きましたが我が家に新しい家族が加わりました。

今回はそのことをもう少し深く書きます。

もし前回の記事を読まれていない方がいらっしゃいましたら下のリンクをご覧になられてから読み進めてください。

新たな家族

これから書くことは妻にしか話していないことも書くので少しセンチメンタルになると思います。

まずはこの木をご覧ください。

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これはプルメリアという木で、ハワイに行くと「レイ」として首にかけられる花を咲かす木です。

約9年前に開院して1〜2年後くらいから整骨院の前で患者さんをお出迎えしている木です。

プルメリアは日本だとあまり花が咲かないそうですが、嬉しいことに毎年咲いております。

ほのかに甘い香りのする可愛い花です。

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整骨院の玄関に花を生けてあるのでご存知の方もいらっしゃると思います。

春先から夏にかけて花芽が付きます。

ずっとこの花芽は一つしか咲きませんでした。

そしてハルとソラが死んでしまった時、二人の灰を少しこの木の土に入れました。

その年二つの花芽が出てきました。

ぼくはハルとソラがこの木に宿ったように思いとても嬉しく思いました。

ある年、花芽が二つ付きまた今年も花が咲くことを心から楽しみにしていました。

いつも通りの朝を迎え、通勤するとプルメリアの木が折られていました。

一本の幹から5本に別れていたのですが、その内の3本が折られ盗まれました。

その一つには花芽が付いているのも折られていました。

ぼくはハルとソラを傷付けられたように感じとても悲しくなりました。

それから整骨院を閉める時にはプルメリアを整骨院の中に入れるようにしました。

人の家の木を折ってまで盗んで自分の家で育てて何が良いのかぼくには全く理解出来ません。

そんな人が育てた木なんて何も美しくないし、枯れてしまえと心から思います。

むしろそんな人が植物を育てれるとは到底思えません。

木を折られた次の年、折られた部位の横から新たに幹が生えてきました。

本当に心から嬉しくなりました。

ぼくは今でもほぼ毎日この木を撫でて話しかけていますが、この時はよく木を撫でながら話しかけました。

『よく生えてきたな。』

『また元気に育ってくれよ。』

『ハルとソラ、また出てきてくれたんだな、ありがとな…。』

それからも変わらず毎年花芽は二つ出てたくさんの蕾を付け花をたくさん咲かせました。

そして去年の10月に整骨院を移転しました。

当然、整骨院の前に置いてあった木は全て移転先に持っていきました。

かなり巨大になったハイビスカスは整骨院正面に植えました。

オリーブの木やバラなども植えました。

しかし、プルメリアは寒さに弱いので地植えは出来ません。

冬になると家の中に入れないといけないからです。

なので植え替えることなく、鉢のまま置いてました。

今年の春先にもまた二つの花芽が出てきて、今年もハルとソラに会えると嬉しく思いました。

6月後半、雨風が降り注ぐ夜中のことです。

寝ていたら外から「ガチャーン!」と何かが割れる音がしました。

ゴキブリの足音でも目が覚めてしまうぼくですから、そんな音がしたら起きるに決まってます。

護身用の強化懐中電灯と木刀を宮本武蔵のように両手に持って下に降りました。

整骨院に泥棒が入ったと思ったからです。

用心しながら周りを見ましたが侵入された形跡はありませんでした。

絶対に何かが割れる音がしたので花壇を見にいくと、プルメリアの木が倒れて鉢が割れていました。

その日は風が強く鉢が倒れてしまったようです。

前日に鉢を固定しようか迷ったのですが面倒だったので次の日にしようと思った矢先でした。

すぐに倒れたプルメリアを起こそうとするのですが、中々重いのと鉢が割れて起こしにくくなってました。

その時に指を深くスパッと切ってしまいましたが、そんなことよりプルメリアの木の方が心配でした。

何とか起こし暗闇の中で木をロープのようなもので固定し二階に上がりました。

次の日の朝確認すると運良く幹は折れず葉だけ折れていることがわかりました。

それでも本当に悪いことをしたと思いハルとソラに謝りながら再び倒れないように固定をしました。

すぐに鉢を買いに行きましたが、この木はかなり大きいのでその辺のスーパーには良い鉢がありませんでした。

ハンズマン(大型ホームセンター)に行くと良い感じの鉢があったのですぐに買いました。

一人では到底植え替える事は出来ませんので妻に手伝ってもらいました。

(その時に撮った動画があったはずですが、なぜか消してました…。)

この木はだいぶ前に鉢替えをしていたので、鉢の中でかなり根が詰まってました。

木を傷付けてしまったのは可哀想でしたが、ちょうど良い機会だったのかもしれません。

大きめの鉢に変えて心なしかプルメリアも喜んでいるように見えました。

鉢替えをしたのが7月の初めです。

それから約2週間後、なんとまた一つ新しい花芽が出来てるじゃないですか!

朝それを見つけてやたら興奮したことを覚えてます。

『新しい犬が来るよ。』

ハルとソラがそんな風にぼくに語りかけているように思いました。

そして8月の初め、ロンが我が家の一員になりました。

↓最近のロン

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このようにこの木にはぼくの特別な想いが詰まってます。

他人からするとただのプルメリアの木でしかありません。

しかし、ぼくにとっては大事な大事な木です。

ハルとソラが宿った聖なる木なのです。

新型コロナウイルスの影響で整骨院経営が危なくなっている時に、この木を触りながら祈ります。

『今日もよろしくな。』

『たくさんの患者さんが治るように見守っておくれ。』

『なんとかこの危機を乗り越えさせてな。』

これはほぼ毎日祈ってます。

ここまできたら神頼みしかありません。

そのおかげか患者さんが完全にいなくなることなく、ぼくの手を信頼して頂いている方々に支えられ今日に至ります。

何事でも言えることなのですが、マラソンで例えます。

世の中にはいくらでも速く走る人はいます。

ぼくは3時間以内で走れるよう頑張っていますが中々走れません。

走れないどころか、怪我でまともに2年練習が出来ていません。

走れないことが続き体重が増え、尚更怪我を再発しやすい状況です。

怪我をする以前から様々な要因により3時間以内で走ることが出来ていません。

今度のマラソンシーズンはコロナで大会は全てないでしょう。

ということは、1年半後にぼくは3時間切りを目指さなければなりません。

それまでにぼくのガラスの腰がどうなるのか皆目検討がつきません。

やれることはやろうと思います。

これまでぼくの手ブログをご覧になられた方々にとって、他の人が3時間を切って走ることとぼくが切ることは感情の入り方が違うと思います。

それはぼくの「想い」を理解しているからです。

ぼくが唯一マラソンランナーで好きな方は野口みずきさんです。

野口さんがオリンピックで金メダルを取った時より、現役最後の大会となった名古屋ウィメンズでの走りの方がぼくは好きです。

もちろん金メダルの時も嬉しかったのですが、それ以上に名古屋ウィメンズでの走りは美しく見えました。

一歩一歩に野口さんの人生が見えるような気がしました。

「速ければ良い」ということではありません。

大事なのはその人の「想い」を汲み取ることではないでしょうか。

マラソンの例えが長くなりました。

何が言いたいかって、人は人の数だけそれぞれ様々な想いがあるということです。

人生は自分だけのものと思いきや、実は周りの人たちと共に生きています。

だからこそ人との出逢いは大事です。

そのためには自らが出逢いを求めて行動しなければなりません。

自分が動かない限り世は動きません。

自分が思った方向に動いていない時、それは自分の方向性が間違えているのです。

方向性の間違えを教えてくれるのは自分ではなく、他人なのです。

去年の移転でそのことに気付きました。

ぼくはたくさんの人たちから支えられてます。

だからぼくも人を支えようと努力をしています。

それが「お互い様」というものではないでしょうか。

長文で真面目な話になってしまいました。

最近youtubeで情報発信していこうと思っていたのですが、真面目な話をカメラに向かってすることは恥ずかしくて出来ないのでブログに書きました。

今整骨院に通われてる方々がこの記事を見たらきっとプルメリアを見る目が変わるのではないでしょうか。

是非綺麗に咲いているぼくの自慢のプルメリアを見てくださいね(^^)

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さかうえ整骨院ぼくの手 鹿児島市冷水町1-27 TEL 099-239-3336 

コメント

  1. ぺぺ より:

    場違いな質問で申し訳ないのですが、航空身体検査についてです。
    航空学生2次試験で片足立ちの試験の時両足ついたら即不合格となることはあるのでしょうか?
    平衡感覚についての基準がいまいちわからないので意見を聞かせて欲しいです。

    • bokunote より:

      >>ぺぺさん

      それだけで不合格になることはないでしょうけど、大きな減点対象になるでしょうね。
      平衡感覚の基準だけでなく様々な基準がわからないのが現状です。

      • 匿名希望であります! より:

        なるほどです。
        参考にさせていただきます!
        ありがとうございました!

        • ぺぺ より:

          目開けて30秒は大丈夫なのですが後半の目閉じて30秒が最後の方不安なので質問させていただきました。

  2. アニメ師匠 より:

    かなり久しぶりに感動した内容でした